「別段面白くもないわ」
言い放たれた。
「……なーんかねぇ、」
「面白くない、と言っているの」
弘は困った。この十も年下の少女はテコでも動かない。
「……でもそうすると僕が家庭教師に来てる意味ないと思うんだ」
「来なければいいじゃない」
「うーん……」
算数のノート達は無残に放り出されたままだ。腕を組み弘を睨み付ける彼女は頭が良い。別に家庭教師なんていらないくらい。
「でも」
少女はそっぽを向いた。
「家庭教師じゃ無いなら来てもいいわ」
なんか、意味無ェ。
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ヒロはもうテスト終わりましたぜうへへ!
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