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黄昏は雨の日に

あろーん

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ひとひとひと

 人は、「主」と「従」という「己」を持っていた。
 女の胎から生まれる人と、そうでない人。二人で一人。同じ容姿をもつ一対。一人は汗水流して働き、もう一人はそれによって稼がれた賃金で生活する。「主」は自由を持ち、「従」は働く権利を有する。いつのまにか出来上がった法律だ。主従――はて、どちらがどちらなのか。
 胎から生まれぬものは昔、ドッペルゲンガーなどと呼ばれた事もあった。何処からともなく現れる、もう一人の自分。いつしか全ての人間の前にそれが現れ、共存し、不格好な均衡を保ちながら、生きている。世界が、人が、そして何かが。
 さて、あるとき学者が言った。「人はもはや最高位の生き物ではない」、と。
 みな気づかなかった。人はもともと最高位の霊長類で、対になったからといて、変わるわけが無い。どちらも人だ。それが常識だった。
 「従」は、第二人類だったのだ。人を乗っ取らんとする人。どちらが「従」で、どちらが「主」か。「従」などは名ばかりだ。より人らしく生きてるのは、「従」――第二人類、人ならざる人――ドッペルゲンガーだったのだ。



っていう思想。パラレル。妄想。
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THE CHILDREN OF GODS.――泣きたいほどの。――/2

 2/Beautiful madder plan.


 秀一には父がいない。戸籍上の父親が。けれど彼は知っている。

 彼の母親を殺したのは父だ。

THE CHILDREN OF GODS.――泣きたいほどの。――/1

「Nice to meet you、シュウイチ」
「……はじめまして」
 初めて会った姉はにこにこ笑っていた。ああ幸せな生活をしているのだろうな、と思う。
 彼女は笑った。
「"神子(カミコ)"ね。アンタ」
「は?」
「ねえ、」
 突拍子も無い。グレイの目がきょろり、動く。
「父さま、――殺さない?」


 1/Boy meets girl.


テストの時期

「別段面白くもないわ」

 言い放たれた。

「……なーんかねぇ、」
「面白くない、と言っているの」

 弘は困った。この十も年下の少女はテコでも動かない。

「……でもそうすると僕が家庭教師に来てる意味ないと思うんだ」
「来なければいいじゃない」
「うーん……」

 算数のノート達は無残に放り出されたままだ。腕を組み弘を睨み付ける彼女は頭が良い。別に家庭教師なんていらないくらい。

「でも」

 少女はそっぽを向いた。

「家庭教師じゃ無いなら来てもいいわ」

 なんか、意味無ェ。

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ヒロはもうテスト終わりましたぜうへへ!

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34
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非公開
誕生日:
1990/03/08
職業:
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自己紹介:
国立S大学の工学部生。おんなのこに日々飢えています。

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