忍者ブログ

黄昏は雨の日に

あろーん

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ひとひとひと

 人は、「主」と「従」という「己」を持っていた。
 女の胎から生まれる人と、そうでない人。二人で一人。同じ容姿をもつ一対。一人は汗水流して働き、もう一人はそれによって稼がれた賃金で生活する。「主」は自由を持ち、「従」は働く権利を有する。いつのまにか出来上がった法律だ。主従――はて、どちらがどちらなのか。
 胎から生まれぬものは昔、ドッペルゲンガーなどと呼ばれた事もあった。何処からともなく現れる、もう一人の自分。いつしか全ての人間の前にそれが現れ、共存し、不格好な均衡を保ちながら、生きている。世界が、人が、そして何かが。
 さて、あるとき学者が言った。「人はもはや最高位の生き物ではない」、と。
 みな気づかなかった。人はもともと最高位の霊長類で、対になったからといて、変わるわけが無い。どちらも人だ。それが常識だった。
 「従」は、第二人類だったのだ。人を乗っ取らんとする人。どちらが「従」で、どちらが「主」か。「従」などは名ばかりだ。より人らしく生きてるのは、「従」――第二人類、人ならざる人――ドッペルゲンガーだったのだ。



っていう思想。パラレル。妄想。
PR

THE CHILDREN OF GODS.――泣きたいほどの。――/2

 2/Beautiful madder plan.


 秀一には父がいない。戸籍上の父親が。けれど彼は知っている。

 彼の母親を殺したのは父だ。

THE CHILDREN OF GODS.――泣きたいほどの。――/1

「Nice to meet you、シュウイチ」
「……はじめまして」
 初めて会った姉はにこにこ笑っていた。ああ幸せな生活をしているのだろうな、と思う。
 彼女は笑った。
「"神子(カミコ)"ね。アンタ」
「は?」
「ねえ、」
 突拍子も無い。グレイの目がきょろり、動く。
「父さま、――殺さない?」


 1/Boy meets girl.


テストの時期

「別段面白くもないわ」

 言い放たれた。

「……なーんかねぇ、」
「面白くない、と言っているの」

 弘は困った。この十も年下の少女はテコでも動かない。

「……でもそうすると僕が家庭教師に来てる意味ないと思うんだ」
「来なければいいじゃない」
「うーん……」

 算数のノート達は無残に放り出されたままだ。腕を組み弘を睨み付ける彼女は頭が良い。別に家庭教師なんていらないくらい。

「でも」

 少女はそっぽを向いた。

「家庭教師じゃ無いなら来てもいいわ」

 なんか、意味無ェ。

―――――――――――――――――――――――
ヒロはもうテスト終わりましたぜうへへ!

ランキング参加中

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 大学生日記ブログ 理系大学生へ

ランキングに登録しています。
よろしければクリックお願いします。

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

ブログ内検索

プロフィール

HN:
ヒロ
年齢:
34
性別:
非公開
誕生日:
1990/03/08
職業:
大学生
趣味:
ネットサーフィン
自己紹介:
国立S大学の工学部生。おんなのこに日々飢えています。

twitter


個人が特定されてしまいそうなtwitter。フォローなどはお気軽に。

最新コメント

無題(返信済)
(04/25)
(12/22)
(12/10)

amazon

最新トラックバック

カウンター

ブクログ

バーコード

解析中

Copyright © 黄昏は雨の日に : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]